日本が世界に誇るやきもの文化。そのなかでも1000年の歴史を持ち、「日本六古窯」のひとつに数えられる備前焼は、日本を代表するやきものとして知られています。
備前焼は、釉薬を使わず、土の持ち味を生かした焼締めの技法で作られます。窯の炎を受けて生み出される表情の美しさは、多くの人々を惹きつけ、日本のみならず海外をも魅了しています。近年では、金重陶陽氏をはじめ5人の人間国宝を輩出し、多くの陶工の努力によって備前焼の伝統技術や魅力が受け継がれています。
「備前焼大茶会2012 ― 一期百笑(いちごひゃくえ) ― 」では、茶道に由来することわざ「一期一会(いちごいちえ)」の精神(※)に基づき、今できる最高のおもてなしをもってお客様をお迎えし、一度と言わずに何度でも、たくさんの出会いがあり、たくさんの笑顔が溢れるようなイベントを目指しております。
(※)「あなたとこうして出会っている時間は、二度と巡ってはこないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今できる最高のおもてなしをしましょう。」の意