藤原 喜久代 (ふじわら きくよ)
陶印
備前市穂浪生まれ
<プロフィール>
「備前焼が好きで亡き父の窯の炎を絶やしたくなかった」―
その父とは、日本陶磁協会賞に輝くなど、次代を担う作家として期待されながら早世した藤原建。
大学卒業後、備前陶芸センターで基礎を学び、さらに辻清明・協夫妻のもとで陶技を磨く。独立は1990(平成2)年。
全長25メートルの穴窯式大窯の一部を使用して焼くのは、食器や花器。主にろくろで作り、明るい緋襷の作品が多い。
最近は昔ながらの焼成で青色にも挑戦する。存在感のある作品を心掛け、自分なりの美しさ、温もり感を大切にする。
<受賞歴>
女流陶芸展 入選、日本伝統工芸中国支部展 入選、岡山県美術展 奨励賞・入選 など
(「備前焼 作家・窯元名鑑」 山陽新聞社 2011 より引用)