延原 勝志 (のぶはら かつし)

  陶印

1961(昭和36)年、備前市伊部生まれ

<プロフィール>
 清水焼の近藤濶に師事し、4年間修業を積む。1985(昭和60)年に帰郷し、好本宗峯に約1年半指導を受ける。
 翌年に登窯を築き、1987(昭和62)年、初窯を出して独立。
 陶芸家を志したのは、自分の作品が約1万年残ることに触発されて。
 食器、花器、酒器、壷を主に手掛け、ろくろを中心にほぼすべての成形技法を用いる。制作にあたっては使いやすさを重視。
 現在、上絵付け金銀彩や木の葉の焼き付けを研究中という。2011(平成23)年、伝統工芸士に認定。

<受賞歴>
 花の陶展 京都新聞社賞・奨励賞、岡山県美術展 県展賞、備芸会展 山陽新聞社賞、一水会展 佳作賞 など

(「備前焼 作家・窯元名鑑」 山陽新聞社 2011 より引用)