備前焼展 in TOKYO MIDTOWN
ごあいさつ
開催にあたって 備前焼は1000年の歴史を持ち「日本六古窯」のひとつにかぞえられ、茶の湯の道具として長く愛されてきました。そんな伝統ある備前焼に協同組合岡山県備前焼陶友会では、現代のライフスタイルにも取り入れやすい新たな魅力を提供したいと取り組んでおります。
今回のシンポジウムでは備前焼を代表する作家、隠﨑 隆一氏と金重 有邦氏をお招きし、東京国立近代美術館工芸課長の唐澤 昌宏氏を交え「備前焼とは」をテーマに鼎談して頂きます。その後お集りの皆様からの質疑応答にお答え頂き、備前焼の真髄に迫ります。奮ってご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。
開催概要
【パネルディスカッション】
鼎談 「備前焼とは」
【開催日時】
2012年2月4日(土) 16:00~17:30
【開催場所】
東京ミッドタウン ミッドタウンタワー4階 カンファレンスルーム
東京都港区赤坂9-7-2
アクセス情報はこちら
【コーディネーター】
唐澤 昌宏氏
【パネラー】
隠﨑 隆一氏金重 有邦氏
【募集人数】
100名
【参加費】
無料
【シンポジウム申込み】
<備前焼の未来を見据えて>の参加者を募集しております。
お申込みはこちらから ※お申し込みについて
【主催】
協同組合岡山県備前焼陶友会・岡山県備前県民局
ゲスト紹介
唐沢昌弘(からさわまさひろ)1964年愛知県名古屋市生まれ。
愛知県立芸術大学大学院美術研究科を修了。
愛知県陶磁資料館学芸員を経て
2003年より東京国立近代美術館主任研究員、2010年に工芸課長。
日本陶磁協会賞選考委員、国際陶芸アカデミー会員。
 
隠﨑隆一(かくれざきりゅういち) 1950(昭和25)年、長崎県福江市生まれ。
大阪芸術大学在学時に備前焼と出会う。卒業後、グラフィックデザイナーとして活躍するが、立体的な表現を求めて陶芸の道へ。岩本 修一に師事した後、備前陶芸センターを経て伊勢 﨑淳のもとで陶技を磨く。独立は1985(昭和60)年。
花器、茶器のような陶芸からモニュメントなどの制作まで手掛ける作品は幅広い。作風はろくろ作りから土を〝切る、たたく、ちぎる〟といった新しい手法を持ち込んだ変型まで。備前焼の既成概念にとらわれず斬新な造形世界を開拓。作陶にあたって自らの思いを大切にしながら、素材を生かした斬新的な造形を今後も追求する。
受賞歴/茶の湯の造形展大賞、MOA岡田茂吉賞優秀賞、日本陶磁協会賞、県展山陽新聞社大賞<県展審査員>、日本伝統工芸支部展金重陶陽賞 など

 
金重有邦(かねしげゆうほう) 1950(昭和25)年、備前市伊部生まれ。
備前茶陶の名匠金重 素山の三男。備前焼中興の祖陶陽は伯父。武蔵野美術大学で彫刻を専攻するが、古陶に魅せられ大学を中退。1975(昭和50)年、父に師事し陶技を学ぶ。1980年に独立、初個展を開催する。
花入、水指、茶盌など茶陶を中心に制作。近年は山土を用い、土の持ち味を最大限に引き出すことを心掛ける。2003(平成15)年には、山土焼成のため新しく窯を築窯。奇をてらわない、伝統的な作風にその時々の自らの思いを投入する。
東京、大阪、名古屋などで毎年2回ほど個展を開催。2003年、その年の最も優秀な焼き物を作った作家に贈られる日本陶磁協会賞を受賞。
受賞歴/県展山陽新聞社賞<委嘱>、日本陶磁協会賞、茶の湯の造形展奨励賞、淡交ビエンナーレ奨励賞 など
 
 
<引用文献>
「備前焼作家・窯元名鑑」 山陽新聞社 2011年
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